びわ湖東北部地域における学術文化教育基盤形成を目的とした大学・短期大学・地域連携プラットフォーム

びわ湖東北部地域連携協議会

活動紹介

産業振興に向けた産官学連携事業

【産官学連携事業】

びわ湖東北部地域の産業活性化を目指し、産官学連携による共同研究・共同事業を推進する活動を行いました。2023年度は、この連携を支援するための助成金制度を実施し、2件の商品化を実現しました。また、本協議会に加盟する5つの大学・短期大学の教育や研究成果を広く伝えるため、一般市民や専門外の方々にも分かりやすい「びわ湖東北部地域の産官学連携ハンドブックvol.5」を発行しました。このハンドブックは2019年度から毎年発行されており、産官学の連携を促進し、地域活性化の重要な情報源として役立っています。

 

【インターンシップ・採用活動支援事業】

2023年度に新たに取り組んだ「就職フェア支援事業」では、彦根市、米原市、長浜市の3市で、新卒採用を希望する企業と就活生の接点を創出しました。フェアでは、びわ湖東北部地域の働く魅力や住みやすさをPRし、多くの就活生が参加しました。参加した企業および就活生の双方から高い満足度を得ることができ、地域の採用活動支援に大きな成果を上げました。この事業を通じて、地域の人材流入と産業振興に寄与し、地域の魅力を広く発信する一助となりました。

 

 

地域コミュニティの活性化事業

2023年度、WG-Bでは地域コミュニティ活性化を目指し、対面を前提とし、動画(オンデマンド)・各事業で様々な工夫をおこない実施いたしました。

【生涯学習拠点整備事業】

「市民教養講座」では、びわ湖東北部地域連携協議会に参画する5大学・短期大学の教職員が講師となり、全10講座を対面実施しました。「子育て応援講座」では、子ども虐待防止のシンボルマーク「オレンジリボン」を広め子ども虐待をなくすことを呼びかける「オレンジリボン運動」、妊婦のための「マインドフルネス体験・交流会」、「ベビーマッサージ体験」、産後の生活に向けのおはなしや、沐浴体験ができる「パパママ講座」、子育て世代を支える女性や更年期以降の助成を対象に、ヨガ体験・毛細血管スコープ体験ができる「グランマクラス」の実施をいたしました。

 

 

【地域住民に向けた健康増進支援事業】

地域住民の皆様の健康増進および運動習慣の定着や検診受診の勧奨などを図るため、今年度は自治体と共同し3市にてウォーキングイベントを開催しました。全コースともに各市町のボランティアガイドからの案内をもとに散策し、看護師資格有資格者が同行することで、参加者が安心できるよう計画し実施しました。

◆長浜コース:「小谷城跡」山上の絶景に思いを馳せて“山道”を歩く 河毛駅→小谷城跡(本丸) 全行程約10km

◆米原コース:「醒井渓谷」もみじの絶景に思いを馳せて“峡谷”を歩く 醒ケ井駅→醒井峡谷・養鱒場 全行程約8km

◆彦根コース:「佐和山城跡」大河ドラマに思いを馳せて“城下”を歩く 彦根駅→龍潭寺・佐和山城跡 全行程約4km

 

 

びわ湖東北部三杜(長浜・米原・彦根)チラシ

 

今年はさらに、城跡や遺跡などを巡り、クイズラリーにも挑戦する楽しさを盛り込んだ、「肥田城・稲部遺跡歴史ウォーク」を実施いたしました。

 

2023年度 肥田城・稲辺遺跡歴史ウォークチラシ

 

地域を担う次世代人材の育成

【地域内進学促進事業】

びわ湖東北部地域 合同大学説明会

-本文-

コロナ禍の終息も見込まれることから、昨年度まで実施していた動画での大学説明会から、対面での合同での大学説明会を初めて実施しました。 会場ガイダンス形式で、個別の大学では無く、「びわ湖東北部地域連携協議会」の枠組みのブースを設けていただき、4会場(多治見市産業文化センター、高槻城公演芸術文化劇場、イオンモールKYOTO、市民プラザふくちやま)ガイダンスを実施しました。 各々の会場ガイダンスにおいては説明担当者が自分の属する機関のみならず、参画5大学すべての説明を参加者の求めに応じて行うことにより、びわ湖東北部地域への進学者を増やす一助としています。

 

【共同FD・SD事業】

びわ湖東北部地域 共同FD・SD研修会

びわ湖東北部地域の共同教育事業の確立にあたり、プラットフォーム参加校の教育の質向上を図るために、大学教職員及び参画機関関係者向けの教育機会提供として、共通 FD・SD研修の機会を設けています。協議会形成前は各々の機関で実施していたことが、協議会として実施することにより、テーマも幅広く設定することが出来、より他の組織を知る機会にもなることから、非常に有意義なものとなっています。 令和5年度は計5回、「大学における資産運用とその役割」「学生エンゲージメント」「大学設置基準改正と大学運営のこれから」「コミュニケーション向上」「キャンパスハラスメントを防止するために」をテーマとして実施しました。

  

過去の活動紹介