基本ビジョン
(1)基本ビジョン
びわ湖東北部地域における高等教育の現状及び認識する地域課題を踏まえ、本プラットフォームでは、びわ湖東北部地域を魅力と活気のある地域社会の創出を目指すため、以下のビジョンと教育研究目標を掲げて事業を推進します。
豊かに働き生活できるびわ湖東北部地域の創出
- 若年人口の流出抑制
- 安心・安全な生活環境の整備
- 産官学連携による新産業の創出
- 学びたい時に学べる教育環境の提供
持続発展可能な地域社会の実現
- 地域資源を利用した活気のある地域
- 大学の学びと地域社会での活動の好循環サイクルのある地域
- 豊かな自然を守り、自然との共生を実現する地域
- 学生が地域社会で躍動する地域
プラットフォームの教育研究目標
- 産官学連携による地域課題に取り組むイノベーターの育成
- 地域課題の解決に導く大学間連携・産官学連携による教育研究の実施
- 地元住民に開かれた知の拠点としての高等教育基盤の確立
- 子育て・介護を支援する地域ネットワークの充実
(2)SDGsの活用
「環境」と「開発」を互いに反するものではなく共存し得るものとして捉え、環境保全を考慮した節度ある開発が可能であり重要であるという共通認識のもと、「将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発」を「持続可能な開発」という形で、1980年に国際自然保護連合 (IUCN)、国連環境計画 (UNEP) などが取りまとめた「世界保全戦略」で表しました。その後、国際連合の「環境と開発に関する世界委員会」が1987年に発行した最終報告書において中心的な理念とされ、広く認知されています。
こうした流れの中、2015年9月25日の国連総会において、向こう15年間の新たな持続可能な開発の指針として「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択された。この中に「持続可能な開発目標(SDGs)」が含まれている。SDGsは複雑な社会的、経済的、環境的課題を幅広くカバーしており、「17の目標と169のターゲット」からなる。持続可能な開発の担い手育成の関係において、特に教育機関における人材育成と関係しているほか、大学・研究機関における研究や産官学連携・イノベーションにも関係している指針となっています。
2017年1月、滋賀県は全国に先駆け、SDGsを県政に取り込むことを宣言し、県の政策にSDGsの視点を活用するとともに、経済界、大学等多様なステークホルダーとのパートナーシップを拡大しており、県内ではSDGsの達成に向けた様々な取組や新たな連携が行われている。そのため、本プラットフォーム事業においてもSDGsの視点を活かしながら事業を推進していきます。