びわ湖東北部地域における学術文化教育基盤形成を目的とした大学・短期大学・地域連携プラットフォーム
びわ湖東北部地域の産官学共同研究や共同事業の推進を目指して事業に取り組んでいます。2022年度は「びわ湖東北部地域の産官学連携ハンドブックVol.4」を発行しました。大学で行われている研究や教育の説明を専門外の方々にもわかりやすく平易な表現を用いることで、大学との共同研究や共同事業の“きっかけづくり”を目的に2019年から毎年、発行しています。また、共同研究や共同事業を推進するために、びわ湖東北部地域の課題解決や産業の活性化を目指す産官学共同研究・共同事業を支援する助成金制度も実施しました。これまで継続して支援してきた3つのグループから3件の商品化を実現することができました。
びわ湖東北部地域の企業や事業所の採用活動や雇用活性化を目指して事業に取り組んでいます。2022年度は地域の採用力強化を目指して、びわ湖東北部地域の大学の就職支援担当者と企業の採用担当者との情報交換会を開催しました。最近の大学生の就活動向や価値観の変化、また、企業の採用募集方法などの採用戦略等についての情報交換を行いました。また、就職活動に取り組む学生がびわ湖東北部地域にある幅広い業界や企業と交流することで、びわ湖東北部地域の魅力を知り、地域で働くことや学生自身の可能性について探れるような合同説明会・パネルディスカッションを開催しました。
びわ湖東北部地域の産官学共同研究や共同事業の推進を目指して事業に取り組んでいます。2021年度は「びわ湖東北部地域の産官学連携ハンドブックVol.3」を発行しました。このハンドブックは、大学で行われている研究や教育の説明を専門外の方々にもわかりやすく平易な表現を用いることで、大学との共同研究や共同事業の“きっかけづくり”を目的に発行しています。また、びわ湖東北部地域の課題解決や産業の活性化を目指す産官学共同研究・共同事業を支援する助成金制度も実施しました。2021年度は4つのグループを支援し、地域の特色ある商品が発売されるまで、あと少しのところまで進めることができました。
びわ湖東北部地域の企業や事業所の採用活動や雇用活性化を目指して事業に取り組んでいます。2021年度は地域の事業所と学生たちの出会いとの場となる合同就職面接会、学生たちのキャリア形成や業界理解を深めるための業界研究会を開催しました。このほかにも地域の企業、事業所の採用力向上セミナーや、産官学が連携した意見交換会を実施しました。また、学生たちの就職活動のサポートを目的に、留学生対象の就職ガイダンスやびわ湖東北部地域で働く魅力を知り、就職活動のレベルアップができるイベントを開催しました。参加者アンケート結果は非常に好評で、イベントを通じて雇用にもつながりました。
びわ湖東北部地域の産業振興・産業創出を目指した事業に取り組んでいます。2020年度は産官学共同研究・共同事業を促進するための「びわ湖東北部地域の産官学連携ハンドブック」Vol.2を発行しました。また、共同研究・共同事業に取り組むグループを新たに発掘、支援するための「プラットフォーム連携事業推進助成」を創設し、3件のグループを支援しました。産業振興・創出を加速させることができた1年でした。
びわ湖東北部地域の企業等への雇用や就職を促進する事業に取り組んでいます。2020年度は地域内企業の採用力を強化するためのセミナーや、企業と大学と自治体を交えた新卒採用に関する意見交換会を開催しました。また、学生たちの就職活動を支援するために、留学生に向けた就職ガイダンスや、合同就職面接会を開催しました。いずれも参加者のアンケートからは好評を得ることができました。
彦根・長浜地域における産業振興・産業創出の実現に向けて取り組んでいます。2019年度の主な成果として、産官学の共同研究や共同事業のきっかけ作りのために、プラットフォーム加盟大学における研究や教育活動を平易な表現で紹介する「彦根・長浜地域の産官学連携ハンドブック Vol.1」を発行しました。また、大学発のベンチャー企業の設立を目指し、酒粕を利用した低価格の魚飼料の開発研究を支援し、「滋賀テックプラングランプリ」で最優秀賞を受賞しました。
インターンシップや採用活動を支援することにより、彦根・長浜地域の企業等への就職を促進する事業に取り組んでいます。2019年度の主な成果として、地域内企業と学生が抱えるインターンシップに関する課題を共有し、企業とプラットフォーム連携機関が協同して課題解決をめざす意見交換会を開催しました。また、就職活動を控える学生の就業観を高めるために、地域内企業が学生に対してインターンシップや業界を説明する合同フェアを開催しました。
2022年度、WG-Bでは地域コミュニティ活性化を目指し、コロナ禍の中ではありましたが、可能な限り対面を前提としながら、動画(オンデマンド)も活用しながら活動を継続しています。
「市民教養講座」と「子育て応援講座」を開講しました。市民教養講座では、びわ湖東北部地域連携協議会に参画する5大学・短期大学の教職員が講師となり、全10講座を対面実施しました。子育て応援講座では、子ども虐待防止のシンボルマーク「オレンジリボン」を広め子ども虐待をなくすことを呼びかけるオレンジリボン運動を推進しました。また、これから父や母になる方へ向けた、出産と子育てについて楽しく学ぶ「パパママクラス」を対面にて開催しました。
昨年度に引き続き、地域住民の皆様の健康増進および運動習慣の定着や検診受診の勧奨などを図るため、今年度は自治体と共同し3市にてウォーキングイベントを開催しました。
◆彦根コース: 近江鉄道彦根口駅―七曲がり―永樂屋見学―花しょうぶ通り―高宮口御門跡―四番町 00) ―京橋口御門―彦根城内堀ぞい―佐和口多聞櫓―市役所屋上にて「ひこにゃん」&中山道・彦根城を眺望―彦根駅
◆長浜コース:長浜駅―長浜城址・琵琶湖畔―長浜鉄道スクエア―慶雲館―舟板掘―北国街道―旧開智学校―安藤家―札の辻・黒壁ガラス館―曳山博物館―大通寺
◆米原コース: 醒ヶ井駅―旧郵便局―天神水―西行水―十王水―お葉月―イチョウ~( 醒井宿散策) ― 問屋場―地蔵堂―居醒の清水―お茶壷道中―醒ヶ井駅
また、上記とは別に“誰でも”、“どこでも”、“いつでも”できるユニバーサルスポーツである「モルック」の体験会、大会を行いました。
昨年度、びわ湖東北部地域にて開催された「防災士養成講座」を、今年度も引き続き開講しました。また、防災について興味・関心のある方を対象に「防災研修会」を開催しました。防災研修会では、びわ湖東北部地域連携協議会の防災活動について紹介し、防災グッズ紹介・防災グッズ作成ワークショップを行った後、災害時にかまどとして使用できるかまどベンチの使い方についての講習を行いました。
2021年度、WG-Bでは地域コミュニティ活性化を目指し、引き続きコロナ禍の中、動画(オンデマンド)を活用しながら活動を継続しています。
「市民教養講座」と「子育て応援講座」を開講しました。市民教養講座では、びわ湖東北部地域連携協議会に参画する5大学・短期大学の教職員が講師となり、全10講座を動画(オンデマンド)にて公開しました。子育て応援講座では、子ども虐待防止のシンボルマーク「オレンジリボン」を広め子ども虐待をなくすことを呼びかけるオレンジリボン運動にて動画を作成しました。また、これから父や母になる方へ向けた、出産と子育てについて楽しく学ぶ「パパママクラス」をZoomにて開催しました。
昨年度に引き続き、地域住民の皆様の健康増進および運動習慣の定着や検診受診の勧奨などを図るため、今年度は自治体と共同し3市にてウォーキングイベントを開催しました。
◆彦根コース:彦根駅―大老歌碑・埋木舎―花の生涯記念碑・井伊直弼銅像―馬屋―夢京橋キャッスルロードー善利組足軽組屋敷―四番町
◆長浜コース:長浜駅―豊国神社―春日山・猩々丸山蔵・開知学校―孔雀山山蔵―市役所 6 階から市内展望―長浜八幡宮―高砂山山蔵―曳山博物館―黒壁ガラス館―長浜駅
◆米原コース:醒ヶ井駅 ―旧郵便局―天神水―西行水―十王水―お葉付イチョウー(醒井宿散策)―問屋場―地蔵堂―居醒の清水―お茶壷道中―醒ヶ井駅
また、上記とは別にびわ湖東北部地域連携協議会に参画する5大学・短期大学の学生による「てくてく散歩」を開催、楽しく歩くためのミニ講座、観光ボランティアのガイドを聞きながらのウォーキングイベントを行いました。
昨年度、びわ湖東北部地域にて開催された「防災士養成講座」を、今年度も引き続き開講しました。また、防災について興味・関心のある方を対象に「防災研修会」を開催しました。防災研修会では、びわ湖東北部地域連携協議会の防災活動について紹介し、防災グッズ紹介・防災グッズ作成ワークショップを行った後、災害時にかまどとして使用できるかまどベンチの使い方についての講習を行いました。
WG-Bでは、2020年度は以下の取組について紹介させて頂きます。 コロナ禍のため、動画(オンデマンド)を活用し、可能な限り講座が開催できるよう、工夫しました。
地域住民の方の健康増進を目指し、「健康ミニ講座」(正しいウォーキングの仕方、ビワテクアプリの活用方法·登録)と健康ウォーキングを組み合わせて健康ウォーキングイベントを開催しました。運動習慣の定着や検診受診の勧奨など健康の維持·増進を図るため、自治体と共同で開催しました。
◆彦根コース(多景公園から八坂港から八坂地蔵尊~野田沼~多景公園)
◆長浜コース(湖北野鳥センター~野田沼~山本山~浄明寺~葛籠尾崎湖底資料館~湖北野鳥センター)
また、コロナ禍で意識してほしい健康知識として、健康WEB講座(オンデマンド)を実施し、「コロナ禍に懸念される健康問題」「運動する時に注意すること~看護学の視点から」「家トレとご近所ウォーキングで運動不足を解消しよう」「運動が心の健康に与える効果」の4講座を開催しました。
「防災士養成講座」と「防災WEB講座」を開催しました。 防災士養成講座は、レポートの提出、気象災害・風水害や自主防災活動と地区防災計画など、13科目の授業の受講を経て防災士資格試験を受験します。今年度は、びわ湖東北部地域として、初めての開催であり、来年度以降も継続した実施を予定しています。また、防災WEB講座(オンデマンド)では、地域住民の方の防災に対する意識を高め、防災に関する基礎知識やびわ湖東北部地域の各市(彦根市・米原市・長浜市)の取組を理解して頂くために開催しました。
内容は、「身近な防災対策」「気象災害から命を守るために」「彦根市の防災について」「米原市の防災について」「長浜市の防災について」「災害ボランティアについて」の全6講座を開催しました。協議会のホームページより視聴可能です。
幼児から高齢者まで各世代のニーズに対応した公開講座を地域住民向けに実施しています。2019年度は、市民土曜講座として「暮らしの中のバイオサイエンス」「健康なからだづくりのために知っておきたいビタミンのお話」等の6講座、公開講座(子育て)では、「ベビーマッサージ」や「パパママクラス」等の7講座、大学開放講座は、「ボランティア教養講座」として6講座、社会人専門講座は「食べ物から探る私たちの健康(3回)」を開講しました。
地域住民の生活習慣の改善や心身の健全を支援するため、多様な健康支援イベントを実施しています。2019年度は、健康づくりリーダー養成講座・初級編は、運動の楽しさと安全に行うための知識を得る内容、中級編では、食や医学的分野等地域活動に活かす実践的な内容を実施しました。また、健康ウォーキングとして、ミニ講座と自然を親しむウォーキングを行いました。他には、認知症をめぐる共生社会構築のための協働プロジェクトでは、「認知症とともに生きるために」としてセミナーやワークショップを開催しました。
地域課題に取り組む人的ネットワークの整備と地域への愛着を持った地域を担う人材育成を目指し、2019年度は、2つの取組を行いました。
「彦根長浜地域連携プラットフォーム・セミナー大会&交流会」では、『学び・集い・語りあう』をテーマに、公開講座・防災のつどい・SDGsカードゲームや交流会(意見交換会)などのイベントを開催するとともに、プラットフォームの紹介を行いました。
「学生の地域貢献活動報告会&交流会」では、地域活動に取り組んだ5大学の学生による活動報告と交流会(意見交換会)を開催しました。
近江でのSDGsの実践
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SDG s や地域課題をテーマとし、協議会加盟大学から講師を派遣し滋賀県内の大学生の教育環境の充実を図るための共同科目 として「近江での SDGs の実践」を開講しました。SDGsの5つのP、(People:人間)、(Prosperity:豊かさ)、(Planet:地球、世界の問題を解決)、(Peace:平和)、(Partnership:パートナーシップ)、を主テーマにそれぞれの大学・短期大学の専門分野を絡めて集中講義の形式で実施しました。アンケート結果からも、本協議会に加盟する大学・短期大学が講師派遣等で協力し実施した共通科目として満足度の高い授業が提供することが出来たことが確認出来ました。2023年度も、より内容をブラッシュアップして開講予定です。
びわ湖東北部地域 文化・芸術推進プロジェクト
①本を紹介してみませんか2022~POP・本の帯コンクール~
若者の読書量が全国的に減少している課題に直面しています。この読書活動の推進は、地域の人材育成にも密接に関連しており、解決すべき重要な課題です。そのため、自身が楽しんだ本を紹介するPOPや、本の帯を募集するコンクールを実施し、解決策の一つとして取り組んでいます。
コンクールへの応募は、読書に対する新たな関心を喚起し、応募された作品を幅広く展示・広報することを目指しており、毎年多くの作品が寄せられます。全てを展示するのは難しいため、応募作品を収録したパンフレットを制作し、作品展示の代わりにびわ湖東北部地域の中学校、高等学校、大学、そして県内の公共図書館に配布しています。さらに、広域での読書活動の推進を促進するため、受賞作品を納めたポスターカレンダーも制作し、配布しました。
「ICT教育推進プロジェクト」として、長浜市・米原市・彦根市に在住・在学する小学5~6年生とその保護を対象とした「子ども統計プログラミング教室」を実施いたしました。開催にあたっては、長浜市との共催、長浜市教育委員会の後援のもと、長浜文化プラザ(さざなみタウン)で、11月に行いました。その際、定員の3倍もの応募があり、昨今の小学校におけるプログラミング教育やその関心の高さが窺えます。
今後も、大学を含めた地域の教育資源を有効活用し、児童・生徒たちに対する学習支援事業を拡大・継続してまいります。こんな学習支援事業があったらいいなという要望がありましたら、ぜひ協議会事務局「お問い合わせフォーム」までご意見をお寄せください。
社会人等向けの共同講座「次世代へ伝える地元先生プロジェクト」を7月~12月にかけて全12回(基礎講座6回と実践講座6回)の講座を開催し、のべ200名を超える参加がありました。長浜市・米原市・彦根市の大学や県立高等学校、社会教育団体等と連携し、学びから地域で活躍する人事育成を目的として、ウインナーソーセージ作りからデザイン講座、コミュニケーション手法など、幅広い魅力的な内容です。
基礎講座では、自分の知識の幅を広げ、新しいことや自分でも気が付かなった分野へ興味を拡げる学びを提供しました。実践講座では、自分の「好きなこと」や「得意」を今後の社会・地域活動に活かすために必要なノウハウをワークショップ中心に、地域で活躍する人材育成の機会としました。
今後も、自分の得意ややりたいことを実現するための学びの提供と、学びを活かした活躍の場を拡げられるような講座をご用意していきたいと考えています。
びわ湖東北部地域における「SDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))」の取り組みをより具体的に学ぶ機会を創出するために、協議会に属する各大学の知の資産を生かした共同講義の開発を、1年間を通して検討しました。令和2年度の検討が実を結び、本PFにオブザーバーとしても参画いただいている環びわ湖大学・地域コンソーシアム様の単位互換事業の科目として令和3年度後期(集中講義)で開講予定です。なお、講義ごとに本PFに参画している大学の先生方が担当予定です。
科目名:近江でのSDGsの実践
コロナ禍の中、各大学においては状況に応じ、年度初め休講対応や遠隔授業の実施等様々な困難と共に何とか学生の学びの継続を検討し、それは今もまだ続いています。オープンキャンパス、大学説明会等も例外ではなく、対面での実施が非常に困難な時期を過ごしてきました。本PF一丸となって、このような状況下においても各大学の魅力を伝えるために最善の方法の検討を重ね、オンライン上での24時間365日開催の大学共同説明会の場を作ることに至りました。「インタラクティブ動画」という双方向型の、見る人が興味のある分野を能動的に選ぶことの出来る形式の、魅力ある大学紹介動画となっております。
興味のある人は是非ご覧ください。 URL:https://www.biwakomanabi.com/
長浜市に在住・通学している中学生・高校生・大学生・専門学校生、在住・在勤の15歳~22歳の方を対象に、POPや本の帯を募集しました。近年若い世代の読書離れが指摘されていますが、同世代がお奨めしている本は手に取ってもらいやすく、読書意欲を喚起してくれるという意図からコンクールを行っています。
今回の応募総数は71点、力作が数多く寄せられました。長浜市と私立3大学からの審査員も、様々な工夫が凝らされたPOP・本の帯にうならされたり感心させられたりすることしきりでした。真剣な審査の結果選ばれた作品は、滋賀文教短期大学図書館や長浜市立長浜図書館・高月図書館の他、長浜市内の高校図書館でも展示され、たくさんの方にご覧いただきました。
一般の方々には馴染みが薄いと思いますが、大学の教職員にはSD(スタッフ・ディベロップメント)というものが義務付けられています。高度なことが要求される現在の大学の運営に携わるためには、知識や技能を習得し能力や資質を向上させる必要があり、その取り組みをSDといいます。
本プラットフォームでは、このSD研修を大学の垣根を越えて共同で行おうという試みを始めており、その一環として「大学と地域との関わり方について」をテーマとした研修会を行いました。大学と地域の連携は今後の地域にとっても大学にとっても重要であり、大学・地域連携に熱心に取り組んでこられている西南学院大学の小出秀雄先生を講師にお招きしてご講演いただきました。滋賀県内5大学などから45名が参加し、講演後は質疑応答も行われました。先進的な例を学ぶことにより、本プラットフォームも地域の課題解決により資することができるという意識を新たにしました。