ご挨拶

びわ湖東北部地域連携協議会
会長 蔡 晃植
びわ湖東北部地域連携協議会 会長 蔡 晃植
現在、日本においては“まち・ひと・しごと創生”に代表されるように、地方の活性化が大きな課題となっています。少子高齢化が進む中、びわ湖東北部地域においても、地域社会を活性化し、豊かに働き生活できる住みよい魅力と活気のある地域社会を創出するという大きな課題への取組は避けて通ることができません。特に、大学にとりましては、これからの18 歳人口の急速な減少により、各大学の理想とする教育・研究を行うことが難しくなるだけでなく、その存続自体も危ぶまれており、地域の皆様との協業を通じてこれに対応していくことが喫緊の課題となっています。
このような背景の中で、多くの皆様のご協力を得て、びわ湖東北部地域内の大学と自治体および産業界が力を合わせてこれらの課題に取り組むためのプラットフォームを形成することになりました。本趣旨をご理解の上、快く参画していただきました大学、自治体、経済産業界等の皆様に心から御礼申し上げます。
このプラットフォームの意義は、地域の発展に向けて、大学、短期大学、自治体、経済産業界等が、持続可能な開発目標であるSDGsを活用し、力を合わせてそれぞれの得意分野で協働して取り組むことにあります。そして、その成果として有能な人材を養成し、地域で活躍してもらうことで豊かに働き生活できる、魅力と活気ある地域社会を創出することにあります。本プラットフォームではこの目的を達成するために必要な分野と課題および目標を取り上げ、2019年度から6年間にわたる中長期計画をWeb上で公表することにいたしました。今後とも、地域の皆様方のご理解とご協力を頂ければ幸いに存じます。
本プラットフォームの更なる充実・展開によりびわ湖東北部地域の魅力が増し、活気ある社会へさらなる進展が得られることを祈念して挨拶といたします。